削除ボタンを押すと以下の記事がスレッドごとすべて削除されます。
本家BNNにEWE4のプロローグにあたるシナリオがちょっと前から掲載されています。
日本ページの訳が待ちきれなくなっちゃいましたので、訳してみました。
(ちなみに私独自の訳ですので、例によって誤訳、意訳のほどはご容赦ください。
恐らく遠くない将来、日本BNNページに公式訳が掲載されるかと、、)
敵と味方 (Enemies and Allies)
ブラックソン(Blackthorn)は、彼の図面台に埃まみれで積み上げられた、たくさんの地図を見渡していた。
幾本かの蝋燭のかすかな明かりが室内のあらゆる物に影を落とし、
そして、ブラックソンの前に跪く、逞しいジュカ(Juka)の戦士ケイバー(Kabur)を照らしていた。
ジュカの戦士が跪くのは、その主人、エクソダス(Exodus)に対してであると、、
そう知りつつも、恭順を示すジュカを目にする事には、ブラックソンは一時の喜びを禁じ得なかった。
『ユー(Yew)の街から始めようではないか。混沌によってこの地を支配するのだ!』
ブラックソンは言った。
『今こそブリタニアにその真の主の怒りを思い知らせる時である!』
ケイバーは頭を挙げてブラックソンの眼差しに応えたが、
彼の目からは単なる「ヒト」にしか見えない、ブラックソンその人に対する蔑みを隠そうとはしていなかった。
ケイバーにとって、「ヒト」は原始的な害獣、、荒野をさまよい一片の食料を求めて戦う、、そうした動物に過ぎなかった。
にもかかわらず、新しい時代である今、「ヒト」はこの地の殆ど完全に支配していた。
街に住む「ヒト」、魔法を使う「ヒト」、、中でも最悪なのは、俺に指図をする「ヒト」だと。ケイバーはそう思った。
『我が戦士達に告げましょう、、、我が君』
ケイバーは殆ど唸るようにしてそう言った。
『人間共の血を捧げてご覧に入れましょうぞ、、我が君エクソダス』
ケイバーは素早く立ち上がると、踵を返した。
今日のところは人間共を始末してやろう。だが、本当に始末したいのは、、奴等じゃない。
彼が部屋から歩み出ると、扉が彼の後ろで音もなく動き、そして鈍い音を立てて閉じた。
『我が配下の竜騎兵も攻撃に加わろう』
ブラックソンは声を高めてそう言った。
『訓練も行き届き、同盟(the Trusted)に加わることを欲しておる。乗騎を得た今、戦の備えは万全だからな』
あたかも数千の羽虫が立てる羽音の唸りにも似たエクソダスの声が、部屋中に響いた。
『私が与えた情報は役に立っていますか?』
『非常にな』
ブラックソンはそう言うと、大きなガラス瓶の立ち並ぶ一画へと、部屋を横切った。
瓶には、めいめい異なった生き物が何か濁った液体に漬けられて入っていた。
『遂に完成する我が作品は驚嘆すべき物と知れ。生命の想像に手を加えることがこうも容易いとは思わなかったぞ』
ブラックソンは一つの瓶を持ち上げると、その中の死んだ標本をじっと見つめた。
その生き物はある種のWyhmに似ていたが、不恰好で形の崩れた第5の脚が首の付け根から突き出ていた。
そして、その生き物の背骨は恐ろしげに曲がり、捻れていた。
『勿論、いくらか実験は必要ではあったがな』
『ロード・ブラックソン。貴方の私兵を組織する点では、貴方はよくやって下さいました。
ジュカ達もそれには、、良い練習相手として興味を持つことでしょう。』
『ジュカ達は時間を超えた旅から完全に回復しました。
同盟に加わることの価値を理解した貴方の竜騎兵たちも、恐怖を広めてくれるでしょう。
この地は我々の支配に置かれます』
エクソダスが沈黙すると、ブーンという唸りに似た彼の声も部屋から消えていった。
***
『人々には導いてくれる象徴が必要なのです。
彼らはブリティッシュ王の徳を捨て去ってしまい、そのためにこの地はバラバラになってしまっています・・』
クライニン(Clainin)は振り返って、城の窓から広がるブリタニアの風景を眺めると言った。
『気がかりなのは、我々の王が残したその役割を果たせる人物は存在しないのではないか、、という事ですが。』
『王とニスタル(Nystul)は去ってしまった』
デュプレは応えた。
『我々の手によっても民の安全は保たれる、と確信することなしに、彼らが去ってしまったようには私には思えないのだ。
我々が別の王を戴くことは無いかもしれない。しかし民衆の立ち直りは早い、と信じているよ。
それにクライニン、私は貴方もまた信じているんだよ。きっと策は見つかるさ』
パラディンはにっこりと魔法使いに微笑みかけた。
『心配しすぎてるのかもしれない』
クライニンは眼鏡を外し、目をこすりながら言った。
『この短い間にあまりに多くのことが変わっていったから。ガーゴイルがもたらした物全てを研究することで手一杯だったんだと思う。
ミーア(Meer)そして、、ツカ(Tuka)?』
『いや。ジュカ(Juka)だな』
デュプレはそう訂正した。
『ジュカ、そう。彼らとミーアが同時に現れたんだ、、そうミーア!・・ごめんなさいデュプレ。話を遮ってしまいましたね』
クライニンはため息をつき、身を改めると聞いた。
『そう、イルシュナー(Ilshenar)、向こうはうまくいっているのですか?』
デュプレは正しい言葉を選ぶのに苦心しているようだった。
『ミーアは、、そう。「孤高」というべきかな、大変誇り高い種族だね。ジュカと違って我々には危害を加えない。
もっとも、我々に歓迎の宴を開いてくれることもないだろうがね。私はダーシャ(Dasha)というミーアの女性と話したことがあるだけだが、
彼女はミーアの中では高い階級に属しているようだった、、もっとも彼らに階級という概念があれば、だけどね』
『彼らは我々の招きを受け入れてくれたのでしょうか?』
クライニンは尋ねた。
『ああ。そう思う。王国のために、と、私は彼女を盟友として城に招待したんだよ。彼女は、、そう。
私にはどういう事なのかわからないのだが、、私の話を面白がっていたようだった。
私は、ダーシャは一人でやって来ると踏んでいるよ。 ミーアの民の殆どはジュカとの戦いに備えて力を蓄えている、と言っていたしね』
『そう。彼らには因縁があるんです!』
クライニンは続けた。
『その2つの種族が同時に現れた、、これは戦いが起こるという事でしょうか?』
『そうかもしれないね』
デュプレはため息をついた。
『ダーシャによれば、戦いは何世紀もの間終わることなく続いているそうだ』
彼はクライニンのテーブルにぐっと身を乗り出すと言った
『ブリタニアが戦場になるかもしれない・・』
これ書き上げた直後に、日本BNNに公式訳が掲載された模様・・
無駄骨でしたねって? ええ。その通り><
公式の訳はこっち〜
http://town.jp.uo.com/bnn/
で、結局予想される導入内容^^;;
・新ドラゴン(騎乗可能で脚が多い(笑))
・龍騎兵(Dragoon)
・戦場は、、Yew?
さらさん無駄骨ってことは無いですよ。翻訳して貰って助かってます。
又、ウルティマオンラインパラリシャンさんにEWE4の第1週目の導入予定スケジュールが載せられています。
17日(水)の定期メンテナンス後にChesapeakeシャードに先行導入され、問題が発生しなければ、18日(木)の定期メンテナンス後(日本時間では19日(金)のメンテナンス後)に全てのシャードに導入されるようです。